2009年06月26日

タックルと脳震盪

ラグビーを知らない人へ、スポーツが好きな人へ、そしてツクバリアンズのファンへ。
どうも、ツクバリアンズの自称広報担当の白馬です。

21日に熊谷ラグビー場で行われた中学生の関東大会決勝を観戦していた時のこと。天気は雨が降っていてグランドも湿りがち。そんなコンディションでキックオフした最初の1プレーで、タックルに飛び込んだ子が頭を打ってしまいその場で動きません。ドクターも呼ばれて、試合は5分近くも中断。彼は担架でグランド外まで運ばれて、救急車が呼ばれました。その5分後、今度は母校の後輩がタックルに行って相手の膝に頭をぶつけた結果、その場に倒れました。わずか5分前に見たまさかの光景が再び、選手も同様していました。観客席から運ばれた彼の目はうつろな状態。医者の問いかけに反応は見せますが、彼も救急車で運ばれました。

ラグビーはコンタクトスポーツですから、こういった怪我は避けられませんが、20分ハーフの中学生の試合で2人も脳震盪で退場するのは滅多にありません。雨という悪コンディションと決勝という雰囲気が絡んで、このようなリスクが増えた要因かも知れません。こうした危険性は指導者講習会では必ず話題になり、脳震盪を起こしたケースの紹介、脳震盪後の選手のケアと注意、危険なタックルをしない適切な指導方などが講師が話します。タックルの正しい動作を教えるためにも小さいうちに正しいタックルの仕方を教えなければいけません。

正しいタックルの仕方
・相手に飛び込まない(しっかり相手に踏み込む)
・最後まで相手を良く見る(危険を避ける)
・逆ヘッドはやらない(頭は相手のお尻側に、足がぶつかるのを避ける)

ほかにもまだあると思いますが、怪我をしない正しいタックルをするには重要なポイントです。あさってはJr.チームの試合もあるので明日の練習でも改めて、しっかり教えてあげようと思います。あとは暑さにも気を配りながら、選手が楽しい練習が出来るように考えます。

Posted by ツクバリアン白馬 at 23:13│Comments(0)
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プロフィール
ツクバリアン白馬
ツクバリアン白馬
6歳の時にツクバリアンズJr.でラグビーを始めて、茗溪学園、米国留学を経て、2007年から再びツクバリアンズでプレー。Jr.チームの出身者が成長して選手としてチームに戻り活躍する、クラブスポーツの理想である選手のリサイクルを実践していることが評価され、2008年1月に第1回つくばスポーツアワード、常陽新聞社賞を受賞。コーチとしても選手としても精一杯頑張ってます。
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